今日のお仕事20100721.

ちょっと前に見学へ来た人が,就労移行支援を利用前提で体験するとの事.とはいえ,話を聞いていくと,案の定生活全体からの支援が必要な状況.まぁいつもの事ではあるんやけど.
生活を安定したものにする為には経済的基盤が必要だし,基盤を作るためには働かないとだし,働くためには安定した生活が必要だし,という鶏と卵の世界.
例えば歯朝起きる,磨きをするという工程も,何かの役割を持つ,価値を認めるなどという一連の作用の発露ではあるわけよ,と思うた.
ハローワークへ就労支援員な人と行ってた人は,何とか面接の予定まで組めたり.前回が門前払いだったんで,今回こそは本人を見て判断して欲しい所存.面接の段階で喜んでるのは,もちろんうまくいってくれればいいけど,それは話を聞いてる限りでは大変そうだからつい低く考えがちなのやなぁと.むしろ本人の力を信じたいところではあるが,変な構えが発生してるな私という.
法人内の障害者雇用についての話が少し社会復帰施設側からプッシュしてるというのをエラい人が報告してるのを聞いて,ならむしろ法人内(正確には病院内)にそのプロジェクトチームを作って貰う方が良いのではと提言.リハ職的には病院OTに入って欲しいんよなと.果たして良くも悪くもトップダウンな環境である組織で,どの階層のスタッフがプロジェクトのメンバになったらいいのかは考えどころではあるけど,OTとしての考えでは,その一端に支援の経験を欲してるOTが入ると,そっから視野が広がって私の仕事が楽になるかなとエゴイズム.まぁ丸投げでもいいけどな.というか単に私をないがしろにするなとかいうエゴイズムなのでなと.やるならそこに入ってやれる事をしたいなという風に思うた.
作業として取り入れ易い,というか想像し易い清掃,厨房,総務について打診したら,「あー厨房は仲悪いから」とあっさり却下される状況というのがもう何ともなぁと.チーム医療はどこ行ったんだかという.というかそんなトップ会談で物事が決まる状況で,現場すり合せだの作業切り出しとかまともに出来るんかいなとちょっとな.変にこじれたら現場押し付けになりそうな悪寒.まだ丸投げの方が良いかもとか悲観的になったり.
ついでだからエラい人へ,サロン的交流の場がどうしたって必要になるかもねというのを話したり.出来れば社会復帰施設の囲い込みにならない様な場としてのものをと.まぁ想定としてはグループホームにいる人で居場所が作れない人達なんやけど.直近の課題としては,そういう人達が過ごせる拠点があればいいかなというのやけど,そこから例えば地域のコミュニティとしての場に広げられないかなと.
具体的にはパン屋だったりするわけやが.まぁ少しは収益というか労働か.その地域で何かの役割を負えたりすればいいかなと.地域活動支援センターでもいいけどな.就労の場として法人での雇用を行うというのはそれはそれでいいけど,抱え込みにならない様な多様性を維持するという意味で,法人と適切な距離を持った地域の場があると良いんじゃないかというのが正直なところ.
この2週間ほど,眠る前にのむ薬をのまずに眠っていた人が,この何日か薬を眠る前にのんでいるという状況で,それは良い事というかむしろあまり寝付きが良くなってないんじゃというひねくれ考え.退院してからの開放感が生活の組み立てにおける不安感より強く出ていたのが,いろいろ日常でつまづき始めて,生活は一筋縄ではいかないという気持ちが出てきて,それが寝付きの悪さに繋がったのかもと,あれ,そしたら自覚が出てきたという事で,そういう意味では良い事かもという.
何故に実地指導も一律「監査」と呼ぶかと.実地指導は実地指導でしょうと.監査だったら大変よ.