今日のお仕事20100315

精神障碍を抱えた人が生活していく中での課題には,実際には身体的と表現されるものやことについても十分に考慮する必要があるのは,人という意味である意味当然な事と思うた.
まだ,いまだに行動療法の手段を作業療法アプローチとしてどう活用するかの具体策を見出してないのはどーよと.
以前に「作業療法の実際/リンダ・フィンレィ(だったかな)」の中でその例示があったのは覚えてるけど,その本が手元にないという.orz.
今日は「目が痛い」との事でメンバさんが欠勤連絡.実際には身体もきついぽい,というのを電話の話の中で確認.「ゲームの所為じゃない」というのを強調してるのは,ここんとこその話題が多い所為だろうなと.
「昼休みに寝ない方がいいですよね」とメンバさんが話に来る.現在は自分の部屋で昼寝をしてるとの事.仕事になったらそうは出来ないから,寝ないでいようかという事らしい.現状を確認する.今は職住合体みたいになってるので,昼休み→ご飯を買ってくる→部屋に戻って食べる→部屋で昼寝をする→時間になったら部屋から出る→作業場へ戻る.という状態.この一連の流れの中で,じゃあ昼寝*だけ*をしないというのが,課題設定及び目標として妥当かどうかというところ.何かの目標を以ってスモールステップとしては良いかもしれないけどな.なので後で時間を取って話をする事にする.以前からの確認状況では,就業の中では仕事内容よりむしろ対人関係でのつまづきが大きかったという話で合意してたり.また職場の人に慣れる前に辞めたりしてた経緯あり.休み時間などでどう過ごしていいか分からなかったり,その時にどう他の人と接していいかが分からなかったりと,フリー状態での付き合い方に困難があった筈と.昼寝をしないということは,その困難な中に一気に踏み込むのできついかなと.どうやったら少しでも楽にそういうフリーな時間を過ごせて,その後の仕事時間をしっかり行えるか,またその仕事を続けられるかを基本として考えた方がいいのかなと思うた.その為に準備訓練の中でどういう課題と目標を立て,課題解決に向けた(本人と支援者が*本人に対して*行う)アプローチを考えていかなきゃなと.具体的な昼休みの過ごし方への解決方法としては,人のいるとこでも平気になるか,自分だけになれる場所を探していくかてとこなんやけどな.ただ具体的な場所がなかなか設定しづらいのがネックではある.
グループホームにしろ入院病棟にしろその中に社会(コミュニティ)が出来るから,その中でうまくやっていく方法を身につけたりするんやろな.そして退院からグループホームとかのコミュニティ移行をした時に,そこに馴染むためには,前のコミュニティでうまくいった方法を取る事もあるやろなと.でも,それがうまくいくかどうかは分からないわけで.そして本人はうまくいってると思いよっても,周りがそう思うかどうかは別の話.←今ここ(周りがその不快感を出してきてるという意味で)
まぁコミュニティでの個人の振る舞いについては,障碍があるなしとは別の文脈で考えてもいい気がするけども,でも,その振る舞いの変容や修正については障碍特性が絡んできたりせんかなと思うた.